三井不動産、日本橋などで「定額MaaS」本格実施 日本経済新聞

三井不動産、日本橋などで「定額MaaS」本格実施 日本経済新聞

三井不動産は15日、サブスクリプション(定額課金)型の次世代移動サービス「MaaS(マース)」を本格的に始めると発表した

出典:日本経済新聞

2019年に出資したフィンランドのマース・グローバルと連携し、三井不のマンションがある地域でバスやタクシー、自転車を使えるようにする仕組みだ。千葉・柏の葉や東京・日本橋など3地域で実施する。定額制のマース事業は国内ではまだ珍しく、来街者らの利便性を高め街の魅力アップにつなげる狙いがある。

マース・グローバルの専用アプリを日本仕様に変えるなどして定額制を実現する。9月中旬から実証実験を始めた柏の葉では住民30人に専用アプリを配布し、約1カ月間にタクシー3千円分やカーシェアリング72時間分、バスとシェアサイクル乗り放題のサービスを無料で提供した。東武バスイースト(千葉県柏市)やドコモ・バイクシェア(東京・港)などと連携した。

日本橋に持つマンションで15日に始めており、豊洲の物件では21日から実施する。月2千円で2400円分を利用できるプランなど3種類を用意し、利用者にはライフスタイルに合わせてバスやタクシー、自転車を使ってもらう。アプリで駅までの最短ルートなどを把握でき、料金はアプリを通じたクレジットカードで払う。実施期間は21年3月までの期間限定で、実験結果を検証してサービスの精度を上げる。

マースはバスや鉄道、自転車などを円滑に乗り継げるようにするサービスで、マース・グローバルは定額制でマースを提供した先駆的な企業として知られる。三井不動産は新しい移動サービスの提供を通じ、魅力的な街づくりにつなげる。

同社は移動商業店舗にも力を入れ、マースを含めた「モビリティ構想」を進める。移動商業店舗は9月から、東京・晴海や板橋など5カ所に11店舗を試験的に出店している。購入者の近くに飲食店や物販、サービス店が店舗を出すことで利用者の利便性を高め、新たな買い物体験を提供する。

https://www.nikkei.com/article/DGXZQODZ150V00V11C20A200000

https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2020/1215_02/

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