年金生活で不安なのが医療と介護です。調べると思ったほどお金がかからないようです。(介護編)

年金生活で不安なのが医療と介護です。調べると思ったほどお金がかからないようです。(介護編)

医療編に続き、介護編です。

 

介護の制度

介護保険サービスの利用者負担は、1~3割

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厚生労働省 H30.8~

・年金収入 夫250万円(所得130万円)、妻80万円(所得0円)では、1割負担です

 事例1

公財)生命保険文化センターの試算です。

実際にかかる介護費用はどれくらい?|公益財団法人 生命保険文化センター

要介護3の夫を在宅で、介護するケース(自己負担1割)です

・初期費用(器具の購入、家の改装など)20万円(自己負担2万円)

・訪問介護、デイケア、ショートステイなど 27万円(月)(自己負担3.4万円)

5年間介護すると、2+3.4×12×5=206万円

事例2

「貯め込むな!お金は死ぬ前に使え 荻原博子」で紹介している例

公財)生命保険文化センターが行った実際に介護経験のある人へのアンケートもとにすると、

・介護期間56.5月、初期費用91万円、月負担額7.7万円

91+7.7×56.5=526万円

貯め込むな! お金は死ぬ前に使え。

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※月負担額7.7.万円となっていますが、介護保険でのサービスには、介護の状態で利用できるサービスの上限と収入により利用者の利用負担の上限が決まっています。

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札幌市資料

私のケースでは、第4段階44,400円が負担上限です。妻単身だと第2段階1.5万円

在宅の場合、月の負担は、1.5~4万円程度です。

 施設に入居する場合

施設に入居すると、介護サービス費のほかに、居住費、食費などがかかってきます。

特別養護老人ホームが比較的安いとされてますが、なかなか空いてないようです。

施設の形態は、非常に様々です。入居一時金が高額なものから無料のものまであります。

最近、私の親戚が入居したのが住宅型有料老人ホームです。要介護3で、住居費、食事等で9万円、介護サービスで2万円ぐらいかかっているそうです。

ケース1

例えば、妻がもらえる遺族年金が180万円(15万円/月)で、施設に入居し月18万円かかるとすると、3万円不足になります。

必要な費用は、3×12月×5年=180万円

ケース2

夫が施設に入所、妻が単身生活の場合。

収入は、330万円(27.5万円/月)

妻単身生活費15万円/月、夫介護関係費用18万円/月、計33万円/月(5.5万円不足)

必要な費用は、5.5×12月×5年=330万円

まとめ

この試算がとれほど確かなのか、私にも自信はありませんが、色々な負担軽減制度があり、高額な施設に入居しなければ、なんとかなるような気がしてきました。

施設にはいるようなケースになれば、今のマンションを売却することも考えなければなりません。

医療も介護も負担には限度があり、70才以上になると、合算して56万円(一般の場合)が年間の上限になります。

介護に夫婦で500万円として

医療と介護の安心のため、夫婦2人で1千万円ぐらい、貯えがあればいいのではないかと思います

マンション売れば、もっと少なくなります。

年金生活で不安なのが医療と介護です。調べると思ったほどお金がかからないようです。(医療編)

 

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