年金改定で私の年金はどう変わる(1)在職定時改定

年金改定で年金をもらいながら働くと、もらえる年金が 毎年 増えるようになります。うれしい・・
2020年金改定案について
今年(2020年)年金制度の改定案が審議されます。国の資料によるとポイントは3つです。年金を貰いながらも、働くことを念頭においた改正案のように思えます。
・厚生年金に加入できる人が増える
・60~64歳で働きながら年金をもらっている人は、支給停止の基準額を28万円から、「47万円」に引き上る。 ( 在職老齢年金制度の見直し )
・働きながら年金をもらっている人は、毎月保険料を払っているのに、もらえる年金は、仕事を辞めるか70才になるまで、受給開始時のままでしたが、納めた額に応じて毎年改定されるようになります。( 在職定時改定の導入 )
今回のテーマは、 在職定時改定です。自分のケースではどう変わるか計算してみました。
在職定時改定の計算
※今回は、65才から年金を受給し70才まで年収300万円(25万円)で勤務すると設定
・毎年増えるのは、厚生年金の報酬比例部分、乗率を昭和21年以降生まれの人の5.481/1000と設定します。
・ 平均標準報酬額 =(月給×12月+ボーナス)÷12
毎年増える分は下記のようになります。
25万円(平均標準報酬額)×5.481/1000(乗率)×12月(加入月数)=1.64万円/年
毎年16,400円づつ増えていきます。65才の年金受給から70才までで累計246,000円増えます。
累計=(1+2+3+4+5)×16400円=246000円
※国民年金が満額でない人は、この他経過的加算が増える可能性があります。
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