新しいMMが発表され、JCOMM(日本モビリティ・マネジメント会議)のプロジェクト賞を受賞

JCOMMとは・・ ケーブルテレビの会社ではありません

先日、MMの記事を書きました。

このMMを普及するための団体がJCOMM(日本モビリティ・マネジメント会議)です。MMの創世期から関わっている京都大学の藤井先生や土木学会を中心に国、自治体などが参加しています。

www.jcomm.or.jp

年に1回全国会議が、開催され優れた取り組みを表彰するJCOMM賞が発表されます。今年は愛知県豊田市で開催されました。私も参加したことがありますが、MM病にとりつかれた参加者ですごい熱気です。

高齢者MMがプロジェクト賞に

最近、高齢者による交通事故が増加しており、免許証の自主返納などの取りくみが行われています。

一方で、高齢者にとって車は、買い物や通院など日常生活を営む上で、必要不可欠になっているのも現実です。

そこで一定の公共交通サービス行われている地域においては、高齢者やその家族への働きかけによりマイカー依存の脱却と公共交通の利用促進ができるのではないかという仮説のもと、行われたプロジェクトです。

・プロジェクト名 高齢者のマイカー依存脱却に向けたモビリティ・マネジメント
~運転免許更新制度の改定を踏まえた公共交通利用促進プロジェクト~

・受賞者      国土交通省北海道運輸局交通政策部
釧路市地域公共交通活性化協議会
釧路市老人クラブ連合会
一般社団法人北海道開発技術センター
筑波大学公共心理研究室

Dropbox – 13PJ賞.pdf

 北海道東部の中核都市である釧路市を対象に、①高齢者クラブ向けのMMレクリエーション、②高齢者及び同居家族向けの動機付け情報の検証を実施した。
MMレクリエーションでは、市内2か所の高齢者クラブを対象に、「路線バス乗り方教室」「路線バス乗車体験」「ワークショップ」などのプログラムを実施し、その各段階において戦略的アプローチを実践することで、マイカー依存脱却に向けた意識変容や行動変容を図った。さらに、公共交通の整備状況の違いによる態度変容の差異も検証している。追跡調査によると、レクリエーションに参加した高齢者のうち30.2%が「安易なマイカー利用を控えるようになった」などの成果が得られている。
動機付け情報の検証においては、ブレーンストーミングKJ法やプレアンケートなどを用いながら、統計的手順の元、7つの動機付け情報の有意性を検証して高齢者・同居家族それぞれに効果的な動機付け情報を明らかにし、MMツールとして動機付け情報冊子を作成した。

www.jcomm.or.jp

 感想

高齢者MMという新ジャンルの手法が発表され、実際に成果があったということです。

それで思ったんですが、MMは、交通課題を解決する手法として開発されたものですが、交通じゃなくても社会的な課題にも適用できるんじゃないかということです。

実際学校MMは、先生も巻き込んで、教材の開発も行われてますし、札幌ではすべての小学校で実施する予定とも聞いてます。

今後の色々な展開が楽しみです。

家を建てたり、マンションを購入するとき、どの地区が将来有望か調べる方法

これからは、どこに住むが大事

人口が減ってくると、空き家が増えたり、若者が減って高齢者が多くなり、活力のない魅力のない地域になってしまします。

以前、私の住んでいた区は、札幌市内で人口減少と高齢化が一番著しい区でした。高度成長期には、大規模な住宅開発が行われ、多くの人がマイホームを購入しました。

しかし、最近は子供が成人し家を出て、残った老夫婦が家を売って、中心部や地下鉄駅の近くのマンションに移り住むなどで、空き家が急増していました。

人口の減少とともに店舗がなくなって買い物が不便、バスなどの公共交通サービスも低下し、病院や区役所へも行きにくいなど負のスパイラルです。

また札幌では、冬季の除雪が高齢者には大変な負担になるので、郊外のマイホームから交通の便利なマンションに移り住みたいという人は多いようです。

 都市計画の話です。立地適正化計画を調べてみよう。

結婚や出産、住み替えなど、いろいろなライフステージで、どこに住んだらいいか、どの地区が将来有望かをしらべる方法があります。

まず都市計画の話ですが、 たとえば、家を建てる場合は、市街化区域内であれば、用地地域にあえば、建てることができます。

その結果どうなったというと街が低密度で、メリハリのない市街地になってしまいました。日本中のまちは、そうなってます。

人が減ってくると低密度なので、公共サービスやバスなどの交通サービスも難しくなってしまします。

そこで、市町村の「都市計画マスタープラン」という制度が創設されました。都心部や鉄道駅の近くに人や都市機能を集約するという「コンパクトシティ」を目指す都市が増えてきています。しかし、この都市マスはあまり具体的なものではありません。

この都市計画マスタープランをさらに高度化したのが、「立地適正化計画」です。市街地のうちこの地区の人口を増やします(あるいは維持します)という「居住誘導区域」やさらに地域の拠点となるところは、病院、商業施設、公共施設などを誘致する「都市機能誘導区域」を指定することになっています。

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出典:国土交通省

市町村のホームページで調べてみよう

これから住むには、居住誘導区域や都市機能誘導区域がいいと思います。自治体にとっても、国から財政面や法律の運用面での支援や税制支援があり、色々な施設整備や都市計画の運用緩和なども期待できます。

市町村のホームページで調べて、計画がないところもあるかと思います。この計画のむずかしいところが、区域からはずれる地区にどう説明するかなんです。うちの地区を見捨てるのか、不公平じゃないかと・・

たしかに不公平なんです。ですから、計画策定済みの自治体にすんでいる方は、立地適正化計画チェックしてみてください。

日ハム新球場の概要が発表に、しかし・・

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出典:北海道日本ハムファイターズ

話題としては、遅くなりましたが

東洋経済オンラインにこんな記事がありました。

toyokeizai.net

金融ジャーナリストで球団の経営にも詳しい伊藤歩さんという方が書いています。

実際に北広島市にいって、取材されたようです。

誘致した北広島市は、大変だ

民間の大規模なショッピングモールなどの集客施設を建設する場合は、企業が土地を確保し、駐車場や周辺道路の整備をしたり、必要であればバスなどの運行を行うなど。自らの責任と負担で行うのが原則です。警察や地元自治体との調整など大変な苦労をして、プロジェクトを進めていきます。

日ハム新球場は、最初から「新球場作るけど、誘致したい自治体は、手をあげてください。球団にとって有利な条件ところに決めます。」というスタンスです。

手を挙げた北広島市の誘致条件は

・土地使用料は免除、固定資産税・都市計画税は10年間免除

・新駅を設置

・関連道路の整備

記事によると

市は今年7月時点で市が負担すべき一連の費用を124~211億円と見積もっている。内訳は、公園整備費用が4~6億円、道路整備費用が80~120億円、上下水道整備費が10~15億円、そして鉄道駅の整備費用が30~70億円である。

一般会計予算が235億円の北広島市にとっては、相当厳しいですね。

鉄道駅については、現北広島駅を拡充する案や球場に引き込み線を設ける案などもあるようで、ケースによっては、見込みを超える多大な費用がかかるかもしれません。

また、スケジュール的にも厳しいです。

2020年5月に着工、2023年3月の竣工を目指すというが、着工までの1年半の間に解決しなければならない課題が数多く存在していることはほとんど公になっていない。

未買収地があり、球場を設置する公園や関連道路の用地買収が容易ではないこと。

JR線を跨ぐ関連道路は北海道が整備するようですが、球場の開設には間に合わないことが分かっています。さらに新駅の設置もかなり厳しいでしょう。

市役所内に専任の部署をつくったそうですが、これ以外にも都市計画変更の手続きや球団との調整など、限られた時間で事業をすすめていくのは、相当きついですね。

個人的には気になることが

現在は、新しい球場の仕様や関連施設の整備に注目があつまっていますが、この場所は市街化調整区域です。

野幌原始林(特別天然記念物)にも隣接する緑豊かな地区です。球場予定地のまわりには、教育施設(幼稚園、高校、養護学校)や福祉施設が立地しています。

調整区域内の公園に野球場をつくるのであれば、調和がとれていると思いますが、ボールパークは、プロ野球場、商業施設、アミューズメント施設、ホテルなどが一体となった施設。

都市計画としては、地区計画をかけるか市街化区域に編入するのではないかと思いますが、土地利用のあり方として本当にふさわしいのか、市の都市計画担当部局がリードして議論を深めてもらいたいと思います。

MMってなんですか?

モビリティ・マネジメントです

みなとみらい線ではありません。

Mobility Management(モビリティ マネジメント)を略してMMです

一般の方には、なじみないと思いますが、自治体やコンサルタントで交通計画をやっている人は、知ってます。

これまでの交通対策

昔から、渋滞対策や環境対策として過度な自動車利用を減らすため、色々な対策が行われてきました。

自動車を規制してバスレーンを設ける。公共交通の使用を増やすため、バスターミナルやバス待ち上屋をつくる。料金を安くする(エコ切符など)。便利な乗車カード(SUICAなど)、駅にエレベーターやエスカレーターをつける。鉄道駅に駐車場をつくる(パークアンドライド駐車場といいます)。駐輪場をつくる。色々な施設整備にお金をかけてきました。

自動車利用者へは、今日はノーマイカーデーなので利用を控えましょうとか、もっと公共交通を利用しましょうといったキャンペーンを行ったりもしてきました。

お金をかけて、いろいろやってきましたが、目に見えるような効果は、上がっていないように思えます。

 そこでMMです。

今から20年ほど前になりますが、オーストラリアのアデレード市で行われたtravel Blendingという技術が紹介されました。これは、シドニーオリンピック開催を控え、市民へ直接働きかけ、自動車から公共交通への転換を働きかけ、大きな効果があったというのです。

2000年には、札幌市内の小学校ではじめて実施されました。今ではいろいろなタイプのMMがありますが、これは「学校MM」といわれる手法です。

・生徒に環境と交通についての授業を行う(2回)

・家族の1週間の交通行動(7日分)を記録してもらう(交通日記)

・個々の交通行動に対して、「車を使わなくとも、バスや電車を使ったほうがいいですよ」というアドバイスを行う

・アドバイス後、もう1回交通行動を記録する。

このように、交通利用者へ対して、交通行動の変化を促すことを、TFP(トラベルフィードバックプログラム)といいます。

その結果ですが

結果としては,自動車トリップ削減と公共交
通機関や徒歩の増加,また,プログラムの前後を比較す
ると環境意識が高まっていることから,交通・環境教育
としての有効性が示唆されている.

となりました。

・子供が家に帰って家族に、「環境のため車の利用を控え、公共交通を利用したほうがよい」と話をすることが家族影響を与えた。

・車に替わる公共交通サービスを知らなかった。

特に、同居している祖父母が、転換した。しかし、母は、転換しなかったとのことです。

交通環境学習/札幌市

全国に広がっていきました

当初は、多額のお金をかけて対策をやってきても大きな効果はあがってないのに、そんな簡単なアンケート(交通日記)をするだけで、効果が出るとは信じられない。との声がありました。

その後、効果が検証され全国で、取り組みが行われるようになり、一定の地域の居住者に対して行う(居住者MM)、職場や企業で行う(職場MM)も行われるようなりました。

この中でも、居住者MMがもっとも多く行われ、推計によれば、自動車利用が15%減少、公共交通利用が30%増加という効果が報告されています。

 参考例

MM推進マニュアル

まとめ

海外から取り入れた技術ですが、実践のなかで創意工夫され、日本の社会にうまく適用できるよう熟練した技術になりました。手引き、マニュアル、研修会なども行われています。

あなたの地域や職場で、MMが行われたたら、是非参加してみてください。

交通環境が変われば、今よりも居心地のよい、住みたいまちになっていきます。

(追記)

モビリティマネジメントでは、一般の人にはよく分からないため、最近は

「かしこい車の使い方」という言葉を使ってます。

デザインされた地下通路は、気持ちいい

地下通路といえば、暗くて、無機質で、ただ歩くだけの道路というイメージです。

下の写真は、札幌駅間通(札幌駅~大通)の地下にある地下歩行空間(愛称:チカホ)と地下鉄大通駅とバスセンター前駅を結ぶコンコンースにつくられた札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」です。

2012年にグッドデザイン賞を受賞しています。

地下歩行空間 [「500m美術館」と地域交流マルシェによる地下空間の創成] | 受賞対象一覧 | Good Design Award

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著作権利者:(C)JDP サイト名:GOOD DESIGN AWARD

地下歩行空間

地下歩行空間というのも変な名称ですが、単なる地下通路ではなくて、にぎわいや人の交流を生み出すための地下の空間であるとの札幌市の強い意志が、計画当初から示されていました。

空間デザインは、札幌駅前通デザイン検討委員会の指揮のもと、建築や照明、ランドスケープの専門家が検討しました。

写真(上の左)で天井が青くなっているところが、スルーホール。道路の中央分離帯部分に地上と地下を繋ぐシンボルとして天井中央部に設けられた天窓です。地上の光、時刻、天候の変化とともに、地上の樹木や空を眺めることができます。

地上との出入り口は、強化ガラスでつくられ、日中は外の光が地下へ、夜間は地下の光が外に漏れだします。地下の出入り口には、光壁など。

天井は、圧迫感を軽減するため、ルーバー天井とし、交差点下は広場として広い空間を確保し、小規模なイベントができるようになっています。

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出典:札幌市

札幌大通地下ギャラリー「500m美術館」

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単なる人が歩くだけの地下通路だったのが、地下鉄大通駅ーバスセンターー地下鉄バスセンター前駅をつなぐこのコンコースです。チカホの計画段階でも、市民ワークショップでそのような声が多く出されました。

札幌では2006年から、秋に「さっぽろアートステージ」というアートイベントが行われています。この期間中(11月)に限って、この通路で作品の展示が行われるようになりました。その後市民や関係者からの要望を受け、常設の展示場として平成23年にオープンしました。

<展示スペースの特徴>

  • 展示スペースは、立体作品の展示を可能にするため、ショーウインドーのような強化ガラスで囲まれた「展示ケースゾーン」と写真や絵画などを飾るため、展示壁面に白色のコンポジットパネルを張り付けた「展示パネルゾーン」の2つから構成。
  • 展示ケースゾーンで最長12m、展示パネルゾーンで最長19.2mの連続した展示可能壁面を整備。長さを生かした作品の展示が可能。

駅施設内の通路に設置するギャラリーとしては日本で最長の施設だそうです。

500メーターズという市民ボランティア団体が、運営に協力しています。

札幌大通地下ギャラリー500m美術館について/札幌市

私は、毎日の通勤時にいつもこの通路を通ってますが、いろいろな作品が展示されていて、とてもいい気持になります。

ウクレレに、はまってしまいました

定年退職を機にウクレレをはじめました

定年退職すると友達がいないことに気付きました。

何か楽しめることをやりたい!できれば、みんなで!

昔から音楽が好きで、高校・大学のころは、ギターを弾いていました。

ギターをまた弾こうかとも思いましたが、音の比較的大きいギターはやめて、手軽なウクレレに挑戦してみることにしました。

札幌国際芸術祭のパレードとオーケストラsapporoに参加

ウクレレ友達がほしいなあ・・ と思っていたところ

札幌国際芸術祭2017が開幕。前夜祭で、道庁から北3条広場までの音楽パレードして

広場で、参加者みんなで演奏をするというイベントがあるというので参加。

出典:北海道新聞 youtube

www.youtube.com

 2回目の札幌国際芸術祭(SIAF(サイアフ)、実行委員会主催)が8月6日、開幕する。5日は札幌市中央区の北3条広場で前夜祭が行われ、芸術監督の音楽家大友良英さんと市民ら約200人のオーケストラが、古布を縫い合わせて作られた約2千平方メートルの大風呂敷の上を行進して芸術祭をPRした。オリジナルの盆踊りを楽しむ芸術祭のプレイベント「さっぽろ八月祭」(札幌駅前通地区活性化委員会主催)の一環で行われた。管弦楽器や太鼓、ムックリ(口琴)、タップシューズやおもちゃなどさまざまな楽器が持ち込まれた。(北海道新聞)

参加者は、各自音の出る楽器を持参して、大友さんの指揮で即興で音を出すというパフォーマンスをくりひろげました。演奏のうまい下手は全く関係なく、とても楽しいイベントでした。

このイベントで、ウクレレのオープンマイクを開催している方から、ウクレレやってるなら、今度一緒にやりましょう声をかけられました。

オープンマイクに参加しました

オープンマイクは、一人(一組)2曲程度歌って(演奏して)、次の人にどんどんマイクを回していくイベントです。

ここでのルールは

当日エントリー順にナンバー札をお渡しします。 エントリー番号順にお呼びしますので、出番の方はステージへ!
簡単な自己紹介(親睦会ですので!)と、曲のタイトルを紹介して、演奏を楽しんでください。

①最初にお店のカウンターで参加費1500円を払い受付を済ませて ください
②主催者からエントリー順にナンバー札をお渡しします
※18時時点のエントリーで1周目の受付を締切ります
18時以降受付の方は2周目の最初から順にエントリーとなります

 演奏の定員は現在先着20名程度で締め切らせていただく予定です
③18時にウクレレパーリィの歌をみんなで演奏してスタート★
④エントリー番号順にお呼びしますので、出番の方はステージへ!
⑤簡単な自己紹介と曲のタイトルを紹介して、演奏を楽しんでください
・一組2曲ずつ演奏して、次の人に交代します。
・一周したら、2周目エントリーメンバー→1周目の希望者の順に回していきます (new)

最近は、参加者が増えてきて、先着20人程度で行われてます。それでも、午後6時からスタートして、20人終わるのが4~5時間かかります。

参加者は、学生さん、主婦、勤め人、私と同年代のおじさん、おばさんなどです。演奏のレベルは、かなりうまい人から超初心者まで、参加ハードルの低いオープンマイクです。

ウクレレの友達ができると楽しいですね。

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ウクレレの魅力

ウクレレは、いいですよ。値段も安い、すぐ弾けるようになる、ナイロン弦で音が優しい、単音でもコードで弾いても音がきれい・・

30分練習して、コードを3種類覚えれば、すぐ弾き語りができます。

音楽教室にかよってもいいです。(ウクレレ友達がすぐできるそうです)

私は、教則本とYOUTUBEが先生です。

ウクレレのわな

ウクレレにはデメリットもあります。最大の罠は値段が安いので、どんどん増殖していくことです。

私は、ウクレレを初めて1年半ほど経ちましたが、ソプラノ2本、コンサート1本と気が付けば増えてしました。11月11日の独身の日大バーゲンでは、aliexpressでテナー1本注文してしまいました。

ウクレレ仲間に聞くとみなさん同じような感じです。

ニューヨークが歩行者や自転車にやさしい街に変わる?

アメリカというと自動車中心の国というイメージがあります。

ニューヨークのタイムズスクエアは、テレビの中継などでもよく登場しますが、人に優しくない道路空間だなと思っておりました。

先日、IBS(計量計画研究所)の方がFBで、2007年にニューヨーク市の交通局長になったジャネット・サディク=カーンさんの講演(TED)を紹介していました。

・タイムズスクエアを期間限定で、歩行者天国にすると大勢の市民が集まってきた。

・駐車スペースを広場にかえたら、店の売り上げが増えた。

・CITI BIKE(レンタル自転車)を導入し、自転車の専用レーンをつくると、事故が減り、大勢のひとが自転車を利用するようになった。

・道路にペンキを塗って、空間の利用の仕方をかえたり、ホームセンターで折りたたみ椅子を買ってきて並べるだけでできる。時間もお金もあまりかからない。

素晴らしい実行力です。

是非、下の動画をご覧ください。日本語字幕付きです。

www.ted.com

北3条広場(赤れんがプラザ)物語 道庁赤レンガ庁舎の目の前です

道庁赤レンガ庁舎前の道路を止めて、広場をつくりました。

道庁赤レンガ庁舎といえば、札幌の観光スポットの1つで、毎日たくさんの観光者が訪れます。その目の前にある、北3条通にはイチョウが植えられ、赤れんが庁舎を背景としたイチョウ並木は、札幌を代表する景観となっています。

この北海道の開拓や札幌を象徴する大切な場所に、「赤れんがプラザ」がオープン(2014年)しました。

この場所は、かつて都市計画道路「北 3 条通」として利用されていましたが、車の乗り入れを禁止し、イベントやオープンカフェなどさまざまな利用が可能な広場に生まれ変わりました。

                             出典:札幌市

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 歴史のある道路です。

 北3条通は札幌初の舗装道路で、1924 年(大正 13 年)に木塊舗装(木製レンガによる舗装)が施工されました。この木塊は、今回の広場整備に合わせて、保全措置を施し、広場の煉瓦舗装の下に保存されています。写真の下のほうに見えるのが、現物の木塊レンガです。

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 また、広場にあるイチョウ並木は、1925 年(大正 14 年)植樹(32本)されたもので、道内で最も古い街路樹として、樹齢 100 年を超えた今も 29 本が現存しています。

 都心まちづくり

札幌市都心部では、現在、公共施設整備や民間ビルの建て替えなどが活発に行われています。

市は、都心まちづくり計画(平成12年)、都心交通計画(平成16年)を相次いで策定し、 新たな魅力の創出や人や環境を重視する政策を実施してきました。

 北3条通では、将来の広場化を見据えて、空間活用の実証実験(路上イベント)を平成16年から継続的に実施するなど、関係者の合意形成をすすめてきました。
 平成19年には、隣接する三井JPビルの建設と広場化が都市計画提案され、公共貢献の一環としてに広場整備が行われることなりました。

広場とは?

公的な広場は、公園内広場、駅前広場などがありますが、物品の販売や飲食の提供ができない。使い方に制限が多いなどの欠点があります。

北3条広場は、道路法や都市公園法のしばりをなるべく受けないよう、「札幌市北3条広場条例」を制定して柔軟な管理活用ができるようになっています。管理は、指定管理者の札幌駅前通まちづくり株式会社が行っています。

どのように使われてますか?

四季を通じてさまざまないイベントが行われています。イベントがない時でもベンチとして利用できる植栽ますに座って、のんびりとすることができます。私は、三井JPビル側のオープンカフェでビール飲むのが好きです。

・代表的なイベント SAPP‿RO Flower Carpet、8月祭(盆踊り)、アカプラ会社対抗のど自慢大会、さっぽろユキテラス・・・

札幌市北3条広場オフィシャルサイト -SAPPORO KITA3-JO PLAZA-

実現のポイント

歩行者天国を実施するのにも、いろいろなハードルがあって難しいのが現実です。

実現にあたってのポイントは、以下のようなことでしょうか

・事業者の協力で駐車場の出入り口を設置しないようにできた。

・社会実験の実施により関係者の合意形成ができた。

・イベントの実施などを通じて、警察や道路管理者と良好な関係が構築できた。

・管理運営の主体となる組織が地元にできた。(札幌駅前通まちづくり会社)

・デザイン検討委員会の検討により、上質な空間デザインとすることができた。

   ポートランドでも

私の好きな北米のまちポートランドにも、いい広場があります。

昔駐車場だったものを市民の広場に変えて作ったのが「パイオニア・コートハウス・スクエア」です。

Home | Portland’s Living Room – Pioneer Courthouse Square

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エリマネ広告って知ってますか?

西2丁目地下通路を歩いていると、エリマネ広告の募集が

先日、記事にした西2丁目地下通路ですが、壁面に広告募集の広告がありました。

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エリマネ広告

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基本的なことを解説します。道路には広告出せません。

地下通路には、いろいろなタイプがあります。ビルの地下ではなくて道路や駅前広場の地下にあるのは、公共地下通路です。

公共地下通路は、①地下街の通路、②地下鉄などの鉄道の通路(コンコースといいます。)、③道路法に基づく道路という大きく3つのタイプがあります。

①②は、建設するのに道路管理しているところから許可をもらってますが、広告は比較的自由に出せます。③は、道路そのものなので広告を出すのは、原則できません。

一般的に、認められているのは、建物の突出し看板ぐらいです。(基準にあえば、有料で)

西2丁目地下通路の場合

西2丁目地下通路の場合ですが、道路関係の補助金を投入して建設しましたので、「道路」という位置づけになりました。

道路なので、広告は出せませんが、「エリアマネジメント広告」という道路占用許可の特例を受けることで広告事業を実施できるようになりました。道路占用料も格安に減免されます。

エリアマネジメントは、別な機会に説明したいと思いますが、地域の人や関係者が主体となって行うまちづくり活動です。この活動の資金とすることを目的として行う広告事業がエリマネ広告です。

大通の商業エリアを活動エリアとしている「札幌大通まちづくり会社」が実施主体で、エリマネ広告については、全国にさきがけて平成21年から札幌駅前通(国道)で実施しています。

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出典:札幌大通まちづくり会社

札幌大通まちづくり株式会社

もうかりますか?

残念ながら、大通まちづくり会社のHPには料金は載っていませんでした。

札幌駅前通の地下通路(地元では「チカホ」といいます)で同じようにエリマネ広告をやっている「札幌駅前通まちづくり会社」では、1億円を超える広告料収入があり、会社の収入の半分を占めているようです。

広告の価値は、目にする人の数(通行者数)とアピールできる形態などで決まるのではないかと思いますので、場所によってはかなり稼げるといえます。

全国のまちづくり団体の悩みは人材と資金です。エリマネ広告事業を活用してはどうでしょうか。ちなみに札幌駅前通まちづくり会社では、利益は株主に配当せずまちづくり活動に充てることにしているそうです。

チカホの巨大広告

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日経BP 「日本版BID導入以前」の事例にエリアマネジメントを学ぶ

札幌駅前通まちづくり株式会社の収益構造(資料:札幌駅前通まちづくり株式会社)

白鳥氏は、2017年度の決算報告を引用し、同社の収益構造とまちづくり費用の関係を明かした。それによると、同社の収入は約2億8519万円、支出は約2億6500万円で、純利益・剰余金として2000万円を得た。支出のうち8000万円を、お祭りなどを含むまちづくりの約60事業に投下したことについて「誇れる数字」と語った。白鳥氏は、同社のエリアマネジメント活動が高い評価を得ている理由について、財源を自ら創出できており、事業として成立していることだと分析する。

白鳥氏は講演の中で、札幌駅前通まちづくり株式会社の収支の内訳を次のように説明した。収入約2億8519万円の内訳は、受取指定管理料・壁面広告掲出料が約1億3000万円、地下利用料チ・カ・ホが約1億2500万円、地下利用料アカプラが約880万円、その他主催事業などが約1600万円。支出約2億6000万円の内訳は、指定管理業務に係る費用が3900万円、壁面広告の目的使用料・広告代理店への販売手数料が約3000万円、まちづくりの費用が8000万円、一般管理等・会社運営費が約1億円、法人税等が700万円。

「日本版BID導入以前」の事例にエリアマネジメントを学ぶ | 新・公民連携最前線 PPPまちづくり

サッポロファクトリーエリアに注目 北3東6再開発

北3条通の上空に空中歩廊ができました

大規模商業施設サッポロファクトリーの北側、北4条東6丁目で再開発が進行中です。

ツインの高層マンションやサッポロファクトリーとつながる空中歩廊などの工事が最盛期です。

地区の北側では、新しい中央体育館の姿も見えてきました。

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出典:札幌市

新中央体育館について

現在の中央体育館は、1966年に建設された総合体育館で、特に武道など室内競技の中心的な役割を果たしています。最近では老朽化が進行し、建て替えが課題となっていました。

検討にあたっては、中島公園なども候補地とされたそうですが、現体育館と近い、北ガス跡地など用地の取得が可能、再開発の機運がもりあがっているなどの理由で、北4条東6丁目地区に、新体育館を建設することとなりました。

新体育館は、1階に各種競技室、2階にアリーナ(2,600㎡)、3階に観客席1,400席がもうけられます。サッポロファクトリーに接続する空中歩廊とも接続されます。2019年4月にオープン予定です。

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出典:札幌市

ツインの高層マンションが建設中

再開発エリアの北3条通側には、ツインの高層マンションが建設中です。事業者は、大和ハウス、住友不動産、大京の3社で、事業者のプレスリリースによると、地上21階地下1階、275戸。現在販売中(第5期)で価格は、3170万円~5070万円。地下鉄さっぽろ駅まで徒歩10分、サッポロファクトリーへデッキで接続などかなり便利だと思います。

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出典:事業者プレスリリース

エネルギーセンター

また、この再開発地区は、都心に近接した位置にあり、都市再生緊急整備地域に指定されています。エネルギーも主要なテーマとなっています。

北ガスが事業主体となって、エネルギーセンターを整備し地区のエネルギー面的利用事業を行うことになっています。

地区内の施設に温冷熱と電力を供給し、34%の省エネができるとのことです。コジェネで電力も供給できるので、災害時の停電にも安心ですね。

 事業概要
主な事業者 : 北海道瓦斯株式会社、札幌市
事業地 : 北海道札幌市中央区北4条東6丁目
施設名称 : (仮称)北4東6エネルギーセンター
延床(施工)面積 :1,300 m2 (エネルギーセンター)
主に利用する再・未利用エネルギー : 廃熱利用、地中熱、太陽熱
主な導入設備 : ガスコジェネ315kW×1台地中熱HP、太陽熱利用設備
事業期間(稼働予定) : 2016年7月~2019年3月(2019年4月稼働予定)
省エネ効果見込省エネ量:203kL/年、省エネ率:34%

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出典:北ガス