横須賀市でAI運行バス実証実験

タクシーより安くてバスより便利なAI運行バスですが、横須賀で実証実験を行っていました。

東洋経済ONLINEに実際に利用した記事が載っていましたので、ポイントや感想をまとめてみました。

実証実験の概要

横須賀市、京浜急行電鉄資料から

  • 横須賀市、NTTドコモ、京浜急行電鉄が協力して、逸見地区を中心に、スマートフォンなどで予約ができる乗り合いバス「AI運行バス」の実証実験を実施。
  • 期間  令和元年12月9日(月曜日)~2月24日(月曜日・休日)
  • サービス対象 吉倉町、西逸見町、東逸見町、逸見が丘、池上7丁目の住民
  • 運行時間 8時~19時
  • 運行車両 乗車定員5~9人のミニバン3台(京急中央交通(株)が有償運行)
  • 料金 大人300円(1人・1回)、小学生150円
  • https://www.city.yokosuka.kanagawa.jp/4421/sukamobi/documents/aiunkoubus-leaflet2.pdf

実験のねらい・ポイント

・対象地域は、丘の上でバス路線がない地域。海側の駅や中心部の市役所、病院をむすび交通利便性を向上させる。

・AI運行バスの導入にあわせ、日常生活に必要な地域の医療機関(横須賀共済病院)や商業施設(京急ストア)などと連携することにより、住民の利便性向上、外出回数増加による健康増進や地域経済の活性化を図る。

・スマホの利用に不慣れな高齢者には、ドコモショップがサポート

・横須賀共済病院は、このシステムと連携し、来院前日の通知やAI運行バスの予約ができるようにした

・管理栄養士監修の健康レシピアプリから「AI運行バス」アプリを呼び出せるようし、食材購入に京急ストアを来店する人数を把握したり、店舗での健康イベントの開催、乗車クーポンの配布など行った。

運行・実験の工夫

以下東洋経済ONLINEから

・通常のバスではなく、ミニバンなのでバスが通れない地域にもサービス可能

・運転は二種免許を持つドライバー。乗降場所は決まっているが、ルートは決まっていない。AIが膨大なルート候補の中からベストな乗降場所を瞬時に計算し運行順を決定。これまでの経験から具体的なルートは、運転者にまかせている。

・アプリで、乗車地と降車地、希望乗車時間(10分後など)を入力し予約。運行開始1か月でアプリは1000ダウンロード(対象地域は2千世帯)、予約の9割はアプリから

・平均すると待ち時間は8分程度

https://toyokeizai.net/articles/-/336200

他の方の記事です

https://japanese.engadget.com/jp-2020-02-07-aiji.html

AI運行バスについて

NTTドコモは、AI運行バスを商標登録し全国各地で取り組んでいます。全国19か所で実証実験が行われており、すでに25万人を超える輸送実績があります。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/ai_bus/

ドコモの「AI運行バス」には、以前取り上げた、はこだて未来大学発のベンチャー「未来シェア」の技術が使われています。

海外旅行にいって便利だったもの2つ

最近海外旅行に行ったので便利だったSIMと配車サービスの話をします。

昨年(2019)の暮れから正月にかけてバンコク、2月には台北に行ってきました。

現地simの調達

海外行ったとき、私にとって重要なのがスマホなど通信手段の確保です。ホテルでは無料のWIFIが使えることが多いですが、外に出た時が問題です。特に方向音痴の私には。googleマップは必須です。家族間の連絡にLINEが使えると便利です。

これまでは、着いた空港で現地キャリアのsimを調達して、シムフリーにしたモバイルルーターにいれて使うという方式でした。面倒なのが空港のショップが結構混んでいる事、ルーターのAPNの設定をしなければならないことでした。

また、スマホもモバイル通信を切らなければ、莫大なパケット料金がかかるので、スマホ自体の設定変更も必要でした。

旅行前に調べたところ、シムフリーにしたIPHONE に現地SIMを入れば自動的に設定してくれるようだと分かりました。しかも、SIMはamazonで売っているので事前に確保できます。かつ意外と安いのです。

現地移動に配車サービスが便利

旅行に行ったとき、現地の移動は電車で移動することが多いです。東南アジアでは、タクシーが意外と安いのですが、運転手とうまく言葉が通じない、遠回りしているのではないか、ぼられているのではないかと心配がつきないので、利用したくなくなります。

東南アジアでも、中国のDiDiやシンガポールのGRAB、アメリカのUberなどが配車サービスしています。行先までのルートや料金が決められているので、これらの心配がありません。利用方法もアプリを入れて決済用にクレジットカードなどを登録するすぐ使えるようになります。

バンコクでは

・現地simは、大手キャリアAISの「プリペイド SIM7日間 データ通信無制限 100分無料通話つき」458円をamazonで事前購入しました。ほんと安くて助かります。速くて快適でした。

シムフリーiphoneに入れただけで使えるようになりました。

・バンコクの配車サービスは「Grab」です。

利用方法は、まずgoogleマップを開いて、目的地を指定→経路→タクシー(手を挙げているアイコン)→grabのメニューがでるのでクリック→grabのアプリが起動しする→「BOOK(予約)」→迎えに来る車のナンバー等が通知される→乗車→行先を言わなくともよい→到着したらスマホで決済

バイクタクシーが表示されるのがバンコクらしいです。

今日本のgoogleマップを開いてみると、DiDiとJapanTaxiが表示されますね。

台北では

・台北では、 Asia Pacific Telecom の「亜太電信 台湾プリペイドSIM 4G・3Gデータ高速通信 速度低下なし 無制限5日」620円です。これもsimを入れるだけで自動設定されました。おすすめです。

・台北の配車サービスは、Uberです。利用方法はGrabとほとんど同じです。普通のタクシーも配車できます。

最後におまけです

その他に持って行って便利だったものは、「ポケトーク」です。現地の人にもちゃんと通じましたし、うけました。

スマホでgoogle翻訳するという手もありますね。

カーシェアリングの話。タイムズは世界一のカーシェア事業者だった。

MaaSをはじめ色々な交通サービスが生まれてきて、車を持たなくともいい時代がきそうだなと思うこのごろです。今回は、カーシェアリングの話です。

日本のカーシェアリング

以前、日本のカーシェアリングは、タイムズが急成長しており、地方都市の札幌でも、圧倒的と記事を書きました。

以下交通エコモ財団調べ です

・全国では2019年3月現在、登録台数が3万5千台、会員数160万人です。(46人/台)

・タイムズシェア ステーション11,745箇所、車両24、491台、会員数1,175,048人と圧倒的です

・日本では、2006年に道路交通法が改正され、民間委託など路上駐車の取り締まりが強化されました。この影響もあって、時間貸し駐車場(コインパーキング)も急増しました。

・タイムズ(パーク24)は、時間貸駐車場と独自のシステムTONICの導入により、事業を急拡大しました。

・その後 、2009年マツダレンタカーを買収しカーシェアリング事業に参入した。2014年には黒字化したと発表しています。

カーシェリング事業について

・事業に係る費用は、駐車場代、車両費、燃料費などが主なものだが、都市部では駐車場代の比重が大きい。タイムズは、コインパーキングにカーシェアリングのステーションを設置しているので、この問題をクリアしていくと思われます。

・駐車場が無料で使えるのであれば、10%以下の稼働率でも黒字になるとの試算もあります。

・日本のカーシェリング事業の市場は300億円程度言われており、タクシーの1.6兆円、レンタカーの6千億円に比べると、小さいものとなっています。

・普及の妨げになっているのは、ステーションが遠い、需要ピークでも使えるかなどが要因と思われます。

フリーフロート型を検討してほしい

タイムズは、車両数で世界一ですが、普及率ではドイツなど欧州が進んでいます。

ヨーロッパでは、フリーフロート型のカーシェアで利用者が増えています。

wikipedia

http://www.newsdigest.de/newsde/regions/reporter/stuttgart/8403-1045/

↑このcat2goは、高級車メーカー、メルセデス社がつくった会社です

日本で、フリーフローティング型を導入できれば、利便性が格段に上がり、大幅な普及が見込まれます。

現在は、ステーションで車を借りて、ステーションに返すという方式ですが、 「フリーフロート型」は路上や公共駐車場など借 受・返却場所を自由に選択でき専用のステーションはありません。

返却場所を自由に選択できれば、通勤で利用したり、旅行者が利用したり、買い物など様々な利用が可能です。

この方式の欠点は事前予約ができないことと言われますが、通常15~30分前に予約できるので、利用可能車両が近くで確保できれば問題ないはず。

まとめ

・フリーフロート方式の実現に向けては、駐車場所の確保が大きいかもしれません。

・今後事業性を上げていく方向としては、ステーションとなるコインパーキングを増やす。駐車スペースが少なくなる車両の小型化、MaaSのサービスに組み入れるなどでしょうか。オンデマンドで自動運転車を配車することも考えれらます。

車から歩行者中心の道路空間への流れが止まらない

道路法改定案が閣議決定。その中で、「 地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築 」を大変注目しています。

概要

国土交通省によれば、

地域を豊かにする歩行者中心の道路空間の構築 賑わいのある道路空間を構築するための道路を歩行者利便増進道路として指定し、当 該道路では、歩行者が安心・快適に通行・滞留できる空間の構築を可能とすること、無 電柱化に対する国と地方公共団体による無利子貸付けを可能とすること等を規定

国土交通省

また、共同通信の配信記事では、もう少し具体的で

政府は4日の閣議で、道路を歩行者優先にして飲食店のテラス席などを設置しやすくする道路法改正案を決定した。人口減少や高齢化を見据え、都道府県や市区町村が指定する駅前などで車道を歩道や広場に転換する取り組みを後押しし、にぎわいのある街づくりを進める。

歩道での商業活動は通行の妨げになるため、現在は自治体が特例で許可する場合を除き認められない。法改正により、自治体が自ら管理する道路を「歩行者利便増進道路」に指定すれば、車の通行を規制して柔軟に利用できるようにする。

自治体が利便増進道路の活用策を公募できる仕組みも創設する。

共同通信

 

サンフランシスコでは

サンフランシスコの中心街にあるマーケットストリートでは、1月29日から自家用車の乗り入れが禁止され、徒歩、自転車、バス、路面電車しか通行できない「トランジットモール」化されました。

Bicyclists ride on Market Street in San Francisco, California, U.S., on Wednesday, Jan. 29, 2020. Passenger cars and ride-hailing services will be indefinitely prohibited from traveling on portions of Market Street, the major thoroughfare in the city’s Financial District, though they’ll still be able to cross it. Photographer: David Paul Morris/Bloomberg

https://edition.cnn.com/travel/article/market-street-san-francisco-car-free-now/index.html

ニューヨークでは、タイムズスクエアが、カーフリー(車両通行禁止)となって、10年が経過しています。

市運輸局のジャネット・サディック=カーン元局長。10年前、カーフリーは「常軌を逸した政策」と考えられていたと語る。今では多い日には46万人が訪れるタイムズスクエア。周辺地域の家賃も3倍に高騰した。同紙は「紛れもない成功策」と評した。

DAILYSUN

札幌では

道庁赤レンガ前の北3条通の一部を車両通行止めにし、広場化されました。

https://www.kita3jo-plaza.jp/

札幌大通まちづくり株式会社が札幌市より「都市再生整備推進法人」の指定を受け、国道 36 号に設置した「大通すわろうテラス」

最後に

自動運転車の実用化やmaasのような利便性の高いサービスが普及すれば、自家用車を保有する必要がなくなります。

自家用車が減り、道路の混雑も緩和され、4車線道路は、2車線で済むようになるでしょう。そのような未来が間もなくやってきます。

道路空間を再構築して、人や環境を重視した空間にしていくことは、今後重点的に取り組む施策となるでしょう。

駐車場を当初から設置しないカーシェア付き住宅も登場しています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO54641980R20C20A1TJ1000/

好むと好まざるに関わらず、車との付き合いを考え直す時がくるでしょう。

「バスより便利でタクシーより安い」AIデマンド・リアルタイム配車サービス、期待しています

wikipediaによれば、デマンド交通とは、「 利用者の事前予約に応じる形で運行経路や運航スケジュールをそれに合わせて運行する地域公共交通」です。

路線バスの撤退や自治体が運営するコミュニティーバスの負担などから、より経費の掛からないデマンド型交通の導入を考えている市町村が急増しています。

利用者にとっても、事業者にとっても利便性が高く効率的な運営ができるといいですね。

すでにuberなどの海外勢は、ライドシェアに加え「相乗り」のサービスが行われています。

日本では、デマンド型の相乗りサービスは、遅れているような気がしてました。

先日、Maasのセミナーで、(株)未来シェア会長の中島先生(札幌市立大学長)の話を聞く機会がありました。

https://h-sangakukan.jp/events/2635

技術的には、日本もかなり進んでいると認識しました。

オンデマンド・リアルタイム配車サービスが注目されるわけ

公共的な交通機関は、鉄道・バスに代表されるように路線とダイヤが決まっています。

利用できないときは個別にタクシーやマイカーなどを利用することになります。しかし、料金が高い、個別輸送で効率的でないなどの欠点もあります。

移動が困難な交通空白地や高齢化が進んでいる地域、需要の減少で公共交通機関の維持が難しい地域などでは、住民(あるいは旅行者)の足を確保することが大きな課題です。

相乗りサービスで、効率的に配車できれば、車両もドラーバーも少なくて済みます。

無人AIが 利用者からの呼び出しを受け、最適なルートを計算しドライバーへ送迎指示するよう自動的に行えるようになれば、大変な省力化と効率化が実現できるわけです。

その結果

・利用者は、自動車を保有しなくとも、 比較的安い料金でかつ少ない待ち時間で便利な交通を利用できる

・交通事業者は、効率的な配車・ルートで少ない車両とドライバで営業できる。あたら新たな需要も開拓できる。

・地元自治体は、住民の足の確保ができる。MaaSのサービスと組み合わせれば、観光客の増加も期待できる。

AI技術を活用した配車サービスが生まれた背景

近年のICT機器の普及やAI技術の高度化が背景にあるようです。

・スマートフォンを持つ人が増えた

・位置情報、地図情報が簡単に得られるようになった

・AI技術や自動経路生成のアルゴリズムが進化してきた

(株)未来シェアが開発したSAVSとは

(株) 未来シェアは、公立はこだて未来大学発のベンチャー会社 です。

SAVS(Smart Access Viehicle Service)というサービスを開発し関係企業と連携し、全国で実証実験を行っています。

SAVS の特徴としては、

・AIによりリアルタイムに数十台~数百台の車両の最適な走行経路を無人で決定できる.

・従来のシステムと比較して,30分~数時間前までの事前予約が不要なため利便性が高く,走行途中の利用者の乗降も考慮できるため, 車両稼働率が向上しドラーバー不足にも貢献。

・出発/到着時刻を指定でき,バス鉄道など定時運行サービスとシームレスな乗り継
ぎが可能。

(株)未来シェア

http://www.miraishare.co.jp/savs/

未来シェアが行った函館市をモデルとしたシミュレーション結果は、衝撃的だ。人口約26万人の函館の街には、タクシーと路線バスを合わせて1000台程度が走っており、およそ10万台程度の自家用車が登録されているという。これをすべて相乗りのSAVS車両に置き換えたらどうなるか。松舘氏は、「3000台のSAVS車両があれば、街中どこにいても5分以内にピックアップできるという結果だった」と話す。つまり、約90人の市民で1台をシェアすることで快適な移動手段を確保できるということ。

日経Xトレンド
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/feature/00041/00011/?P=1

実証実験が全国各地で行われています。

件数が多くて紹介できません。最近はMaasと連携したものが多いです。

会社のHPをご覧ください。

http://www.miraishare.co.jp/

未来シェア

最近は、この技術を活用してNTTドコモがAI運行バスに取り組んでいます。

https://www.nttdocomo.co.jp/biz/service/ai_bus/

今後のこと

・「バスより便利でタクシーより安い」交通モードができれば、いいですね。利用したいです。

・とりあえず、既存の交通機関(バス、タクシー)でAI配車技術を利用すれば、効率がかなり上がりそうです。

・利用できる交通モードが増えれば、格段に利用者の利便性があがります。

・既存の交通サービスとの兼ね合いで、「乗合い」や「白タク」には規制があります。

・今後は、無人の自動運転車によるサービスや個人車のライドシェアなどが可能になって普及すれば、そもそも個人で車を所有しなくともよくなります。

・自動車の稼働率は、4%程度でほとんど動いてないそうです。実は、車を持たない生活は、意外と不便ではないようです。

現在、自家用車の稼働率は極めて低く、1日の大部分の時間は駐車場に置かれたまま、使用されていません。日本では自家用車の平均稼働率は、4.2%程度だといわれていますが、自家用車のロボタクシーへの転換が進めば、稼働率が大きく上昇します。かつ買い替え頻度が現在と変わらないのであれば、自動車の生産台数が減る計算となります。

東洋経済オンライン 野口悠紀雄 乗用車保有の考え崩す「完全自動運転」後の世界

色々な街で駅前開発進行中

札幌市では2030年冬季オリンピック誘致、これに合わせて札幌までの新幹線開業などがあって、中心部は空前のビルの建替え、再開発ラッシュとなっています。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52033370R11C19A1L41000/

特に大きく変わりそうなのが、札幌駅周辺です。新幹線駅舎、 渋谷のスクランブルスクエア(230M)程度の高層ビル、市内線バスターミナル、都心間バスターミナルの建設が予定されています。

また、これに関連して札幌市中心部と高速道路を連絡する都心アクセス道路の整備も予定されています。

これらだけでも、数千億円の投資が予想されています。

札幌市、JR北海道

どんな計画になっているかは、今後折にふれて紹介していきますが、他の街でも駅周辺開発が進められています。

駅周辺開発は、交通拠点で多くの人々が集まる場所でもあり、その街を象徴する空間でもあります。まちづくりに大きなインパクトがあります。

最近の話題を2つ紹介

広島市 路面電車が高架で駅に直結

広島市は、路面電車と新交通システムが市内の主要な交通機関ですが、昨年11月に広島電鉄による広島駅南口延伸事業が認められました。

新たなルートを整備し、広島駅へは高架で進入させ、定時性を確保。これにより所要時間や駅への乗り換え時間を短縮。さらに循環ルートも新たに新設、利便性の向上を図るとしてます。2025年開業予定です

運輸審議会

小倉駅では、モノレールが高架で駅に進入していきますが、そんなイメージでしょうか。

https://www.nikkei.com/article/DGXMZO42521050V10C19A3LC0000/

仙台市 駅前の青葉通を屋外広場化

仙台市は、1月14日にJR仙台駅西口の再開発が予定されている地区で、青葉通の一部を屋外広場化するとの構想を発表しました。

青葉通の約150メートルを車両通行止、車道部分を「屋外広場」化して賑わいを創出。再開発と連動し2030年までの整備を目指すとしてます。

駅前の交通が輻輳する場所なので、バス・タクシーなどをうまく捌く必要がありますね。広場化は大変だと思いますが、できてからどう使うかも重要です。道路の規制の緩和もできるといいですね。

札幌市では、道庁赤レンガ前の北3条通の一部を車の通行禁止して、広場化した例があります。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200114-00010002-khbv-l04

12月14日にシドニーライトレールL2線が開通…またシドニーに行きたくなった

sydney light rail

2017年4月に旅行でシドニーに行ったとき、中心部ではあちこちで道路を掘り返して工事をしていました。ライトレール(簡単にいうと最新式の路面電車)の軌道の工事を行っているようでした。

シドニーは、以前はモノレール(1988年開業3.6Km環状線)が走っていましたが。2013年に廃止されました。

 新しいコンベンションセンターをつくるためモノレールの構造物が支障になったことや車両の更新費用など維持管理費用の増大が廃止の理由です。(運輸と経済2012年10月、片田恭平氏)

廃止されたモノレール↓

wikipedia

L2ランドウィック線の概要

シドニー中心部の サーキュラーキーと南東部のランドウィックの間で14駅あ ります。

sydneyぃghtrail

※L1ダリッジヒル線は、開業済み(1997,2000,2014)、 L3キングスフォード線は、2020年開通予定

sydney light rail

https://sydneylightrail.transport.nsw.gov.au/

まとめ

モノレールやライトレールは、MTSという民間企業が運営していたものです。

2012年州政府が会社を買収。買収に当たっては、「今後ライトレールをはじめとする公共交通機関整備を強力に進めていくため」と説明しています。

郊外を中心に人口増加が続くシドニーでは、自動車利用が多く道路の渋滞も顕著なため、公共交通へ大きく舵をきったものと思われます。

かわいくて、デザインがイケてるIKEBUS乗ってみたい

11月27日に、運行開始した「IKEBUS」、池袋エリアを2ルートで周回する循環バス路線です。

下の写真を見てください とっても乗ってみたくなるデザインだと思いませんか?

willer

赤が街のアクセントになる。正面の顔がかわいい。タイヤが5つあって雪上車のようです。車内も赤を基調にとても凝っています。

概要

イケバスの目的は、事業者のwillerによると「アート」や「文化」つなぐ移動装置としているそうです。

IKEBUSは、2020 年に向け街全体が国際アート・カルチャー都市として大きく変わろうとしている池袋エリアにおいて、街に点在する魅力あるスポットをシームレスにつなぐ移動装置としての役割を担います。また行動範囲の拡張と回遊を促す事で街に活気とコミュニケーションを生み、豊島区内外の人々の移動をサポートし文化をつなぐことにより、さらなる賑わいを創出します。

・車両のデザインは、株式会社ドーンデザイン研究所/水戸岡鋭治氏 で乗務員やバス停もあわせてデザイン。

・運行会社  WILLER EXPESS株式会社


・車  両 電動自動車で1台づつ手づくり。最高速度は19km/時で電動自動車

シンクトゥギャザー製の低速電動ビークル『eCOM』がベースで、片側5輪のタイヤを装備し、車両後方には車いす乗降用のリフトを備える

wikipedia

https://travel.willer.co.jp/ikebus/

詳しくは、willer社のホームページ見てください。

今度東京にいったら乗ってみます。


札幌の住宅事情(広くて、家賃が安い)21大都市で比較

5年ごとに実施している「住宅・土地統計調査(総務省)」の札幌市分が公表されました。他の大都市と比べてどんな特徴があるのでしょうか

Shahid AbdullahによるPixabayからの画像

概要

政令指定都市(20市)と東京都区部を加えた21大都市の比較です。

・札幌の住宅総戸数は、105万戸で、年々増加。空き家は12.5万戸、率は11.9%で平均よりちょっと下(13番目)。

・空き家のうち、賃貸住宅が7.6万戸と多い

・空き家の戸数が多いのが東京都区部552万戸、率では大阪17.7%

・ 1人当た り居住室 の畳数 は、14.52畳で2番でけっこう広い、ちなみに1番は新潟市15.02畳

・ 1人当た り居住室 の畳数 はけっこう広めですが、形態でみると持家16.61畳、借家11.47畳と大きな差があります。

・ 民営借家の1畳当たり家賃 は、2,804円/畳で3番目に低い、ちなみに一番高いのが東京都区部の6,266円/畳、1番安いのが北九州市の2,614円/畳

・住宅105万戸のうち、持ち家と借家はそれぞれ45万戸と同じぐらいの比率です。http://www.city.sapporo.jp/toukei/tokusyu/documents/h30house.pdf

まとめ

少子高齢化ですが、住宅は増えています。空き家の多くを占める借家ですが、低金利のせいもあって、民間アパートも近所のあちこちで工事が行われています。

札幌は、まもなく人口増が止まり、減少に転じると言われています。最近の転入の多くは、高齢者です。道内から病院や介護施設などがあり、除雪の苦労もないマンションが立地してる札幌に移り住む人が多いです。

仮説ですが、鉄道駅に近く徒歩圏に病院やスーパーなどがあるアパートやマンションは需要があるが、郊外の戸建て住宅、特に公共交通が不便な地区の物件は今後空き家となっていく可能性が高いと思います。

それにしても、札幌は土地も安いし、賃料も安いので、広めでゆったりして住環境を手に入れることができます。

気になるニュース:「はこだてトリエンナーレ 南北海道を旅する芸術祭」が日本鉄道賞の特別賞を受賞

最近、芸術祭が色々な意味で取り上げられていますが、道南の小規模な芸術祭が受賞するとは、嬉しいです。でもなぜ「日本鉄道賞」なのか調べてみました。

日本鉄道賞

国土交通省のホームページによると

日本鉄道賞は、「鉄道の日(10月14日)」に鉄道に関する優れた取組に対して行われる表彰です。大賞が1件、特別賞が3件です。

http://www.mlit.go.jp/report/press/content/001311015.pdf

ちなみに、(明治5年)10月14日新橋~横浜間に日本で最初の鉄道が開通したことを受け、毎年10月14日を「鉄道の日」と定めましたそうです。

受賞理由は、道南いさりび鉄道を軸に沿線でアートを展開したことのようです。

函館・みなみ北海道に、ゆかりのある人たちが作る約3年に一度のアートの祭典 として、この地域で暮らすこと・旅することを見つめるというテーマで「はこだてトリエンナーレ」が開催されてきました。2019年のトリエンナーレでは、沿線の作品を巡ることで、美術と触れながら「みなみ北海道」の風景や人との出会いを創出しました。 「はこだてトリエンナーレ」は、地域の自然や人、モノにアートという新しい価値を加えて、地域の未来への発展の可能性を示しました。ここに「旅とアート の融合による地域の未来創造」特別賞を授与します。

今回の受賞は「道南いさりび鉄道」「旅する芸術祭実行委員会」「hakodate+」の3者での連名受賞。同実行委員会は「同賞は、クリエーティブな取り組みについては『鉄道の魅力(楽しさや面白さなどを含む)を強く発揮している取り組み』『地域の活性化に大きく貢献している取り組み』の視点をもとに選考されている。アーティストと地域の人々が道南いさりび鉄道と協力して作ってきた『作品(アート)を巡る旅の中で列車に乗り、街や人と出会う』この芸術祭の取り組みの本質を鉄道の視点からも評価いただきとてもうれしく思う」とコメントを発表している

(函館経済新聞)

道南いさりび鉄道

新幹線が整備されると、それまであった在来線はJRの手を離れ、廃線するか、沿線の自治体が出資する第三セクター鉄道として運営されます。

2016年に北海道新幹線が新函館北斗駅まで開業しましたが、並行在来線である江差線は廃止され、五稜郭駅~木古内駅間が第3セクター鉄道「道南いさりび鉄道」として運行しています。

また、青函トンネルでは規格の違うJR貨物と新幹線が運行するという事情もあり、JR貨物のために在来線の一部を残さざるをえなかったようです。

芸術祭には、鉄道会社も企画段階から参加し、車内や駅舎でも展示など全面的に協力したそうです。

受賞についてのプレスリリース

道南いさりび鉄道

はこだてトリエンナーレ

芸術祭は、2009年に函館開港150周年を記念し開催した「アートフェス ハコトリ」を受け継ぎ、(3年おき?)実施されてきました。

2019年 開催概要

開催期間:  2019年6月28日(金)から7月21日(日)まで
会場:    函館市内、北斗市内、木古内町内 十数箇所
出展作家:  道内外から約30名
小テーマ:  夏の色 (道南の四季の色のうち、夏色)

感想

北海道の鉄道は、札幌圏を除いて経営が非常に厳しい状況です。

第3セクター鉄道は、さらに厳しいのではないでしょうか。しかし、なんとか残すことのできた資産です。

鉄道を利用するのはもちろんですが、観光やまちづくりに生かす、沿線の住民に愛着をもってもらうなど、地域にとって欠かせない鉄道になってもらいたいとも思います。