心地よいオープンスペースの作り方 札幌市のガイドラインを参考に

 容積率を増やすなど都市計画制度を緩和してもらう場合、役所から公共的な貢献を求められます。

 具体的には、一般の人も使える公開空地などのオープンスペースが公共貢献として認められることが多いようです。

 街をぶらぶら歩いていて、ベンチなどが置かれた気持ちのいいオープンスペースを見つけるとうれしくなります。

心地よいオープンスペースとは、どんな空間でしょうか?

札幌市のオープンスペースガイドラン(拠点編と都心編があります)から、考えてみます。

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札幌駅前通まちづくり会社

オープンスペースの機能

大きくわけて2つのタイプがあります。

①快適に歩ける空間

 建物をセットバックし歩道の横に、歩道上の空地をとったり、敷地内を貫通する通路(近道できる)を作ったりするケース

②滞留できる広場状の空間

ベンチなどが置かれ休憩できたり、広ければイベントなどが行われにぎわいや交流が可能なケース

 

計画するときに検討すること

敷地周辺の状況から、どのように使われるか想定します。

ガイドラインでは、以下のように例示されています。

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札幌市

配置等を検討する

道路や隣接敷地の状況などの条件をもとに、オープンスペースの配置等を検討します。

具体的なデザインを検討する

利用者が快適で居心地がよいと感じられる空間となるよう具体的に検討する。

ガイドラインでは、空間整備イメージが示されています。

 

①居心地のよい距離感を考えた空間
※ヒューマンスケールで居心地のよい広場と言われるのは 24m×24m程度の広場、12mでは人と人が親密な関係となる距離と言われています。

 

②四季の変化や良好な天候を楽しむことができる空間

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札幌市

 

③囲まれ感があり落ち着く空間

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④交通や事故などの心配がなく守られて安全と感じられる空間

 

⑤ゆったりと、あるいはちょっとだけなどシーンに応じた座る場所が用意されてい空間

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⑥ゆとりをもって歩いたり
通り抜けのできる空間

 

⑥雨や日差し、雪などから保護してくれる空間

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⑦ヒューマンウォッチングを楽しめる空間

 

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まとめ

ガイドラインでは、この後、一番大切なオープンスペースの維持管理になるのですが、長くなりますので、下記のリンクで読んでください。

今までは、「オープンな面積とればいいんでしょ」、みたいな事例もあったようです。

そういう意味では、結構いいガイドラインになっていると思います。

このように、公共的な心地いい場所が増えると住みたいまちになってきますよね。

http://www.city.sapporo.jp/keikaku/documents/unyoukizyun_shiryouhen.pdf

http://www.city.sapporo.jp/keikaku/kyoten/documents/osg.pdf