節税:確定申告で損失を繰り越そう(FX編)
昨年、FX(外国為替証拠金取引)で安くなったトリコリラを買ったところ、さらに値下がりが止まらず、損失がでました。副業や小遣い稼ぎでやってる人は、確定申告するといいですよ。
逆張りは、危険
昨年の春、トルコリラが史上最安値を更新したとニュースになりました。
またあるサイトで高金利通貨であるトルコリラのスワップ(預金利子のようなもの)を使った投資法の記事を読んで、買ってみました。
当時のトルコリラのレートは、25.5円(今は20円ぐらい)、スワップは、1万通貨当たり86円/日(86円×365日÷(25.5円×10.000)=12.3%/年)
4万通貨買えば、毎月1万円の収入になる。 4×30日×86円=10,320円
との目論見でしたが、下落は止まらず、一部売却して損失が出ました。
FXの税金
昨年の今頃は、仮想通貨が高騰して税金はどうなるのかとの声もありました。FXも仮想通貨と同じ、雑所得です。
違うのが、平成24年から申告分離課税になって、税率は20.315%なので仮想通貨よりも税金面で恵まれています。
・一般的な会社員の場合、20万を超える利益があった場合、確定申告が必要。
・複数の会社でFXをしている場合は、各社の損益を通算できる(損益通算)
・損失を3年間繰り越して、来年度以降利益が出れば相殺できる(繰越控除)
・損益通算や繰越控除が、FXについてだけできて、おなじ雑所得の年金にかかる税金等が安くなることはありません。
・申告書は、一般的な「給与・公的年金専用」ではなくて、「すべての所得対応」になります。
最後に
確定申告すると税金の勉強になります。
FXの損失も、来年以降20万円をこえる利益がでなければ、繰越の意味はないかもしれません。
所得税が安くなると住民税が安くなるメリットもあります。
確定申告は、費用もかからないし、e-taxでPCで作成して送信するだけです。
やってみましょう。
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