ブルキナファソの野球チームが来札 純真で日本語の上手な青年達だった

私の住んでいる近所に、JICAの研修施設があります。
市民との交流などを目的にいろいろなイベントが行われていて、
近所なのでよく出かけます。
3月3日は、アフリカフェスティバルがあったので行ってきました。
今回の目的は、ブルキナファソで野球を指導している出合佑太さんの話しを聞くためでした。
ブルキナファソはどんな国
ブルキナファソは西アフリカに位置する国で、チョコレートで有名なガーナの隣国です。
フランスの植民地だったが、1960年に独立。1984年に現在のブクルキナファソ共和国に改称している。
ブルキナファソの国名は、現地語で「高潔な人々の国」という意味があります。
主要産業は、農業で経済的には貧しい国です。
希望に燃えて赴任したらなにもなかった
富良野市出身の出合氏は、青年海外協力隊として、2008年ブルキナファソに赴任。
・野球の指導者として、現地に到着して分かったことは、教える対象の人もグランドも用具もなにもなく、途方に暮れたそうです。
・学校などに行って、子供たちに野球を教えたいと説明にいっても、相手にしてもらえない。貧しい国なので、野球などしてもなんの役にも立たない。無駄なことをするななど理解されない日々が続いたそうです。
1人の少年との出会いが転機に
・そんな中で1人の少年(アミール君)が野球に興味をもってくれ、友達や知り合いが集まるようになり、ボール遊びができようになった。
・そこで、グランドをつくったり、バットを地元のタンス職人につくってもらったりして、野球をする環境が整ってきた。
・なんために野球をするのか、目標をみんなで話し合った。日本のプロ野球のビデオなどをみたこともあって、「プロ野球の選手」なることが目標になった。
・その当時は、到底無理な目標だと思ったが、少年たちは目覚ましい成長を遂げることになった。
・無理だと思った目標だったが、今では四国の独立リーグやアルビレックス新潟に入団する選手がでるまでになった。
今の目標
2020年の東京オリンピック出場が目標だそうです。
3月20日は、ガーナとの予選があり、現在は北海道で合宿を行っているそうです。
講演会では
講演会では、出合氏とともにアミール君や他の選手も壇上にあがって、話をしてくれました。
出合さんの指導によると思いますが、とても日本語が上手でした。
現地はフランス語が公用語ですが、出合さんもみんなと話したいという一念でフランス語を勉強したそうです。
相手と話したいという強い気持ちがあれば、言葉はすぐ覚えられるといっていました。
ブルキナファソの野球チーム、これから応援していきたいと思います。
TED×SAPPOROでの出合氏
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