札幌まで新幹線が延びると、東京からの所要時間はどうなる

札幌まで新幹線が延びると、東京からの所要時間はどうなる

2019年3月のダイヤ改正で、北海道新幹線の青函トンネル内の運転速度が、140km/hから160km/hに引き上げられ、東京~新函館北斗間の所要時間が4分短縮、3時間58分になると発表されました。

北海道新幹線は、現在札幌までの延伸工事を行っていますが、完成すると東京~札幌間の所要時間は、どのようになるのでしょうか

北海道新幹線について

新函館北斗~札幌間は、2012年に着工し、当初の計画よりも5年前倒し2030年度末開業を目指しています。

また、最近では札幌市が、冬季オリンピックを2030年に誘致しようとしていて、さらに1年ほど前倒しできないか検討されています。

青函トンネルは、建設当時から新幹線が走行できる断面で計画されていて、上り下りそれぞれ3本のレールが敷設されていて、貨物車(在来線)と新幹線が走行しています。

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北海道資料

北海道新幹線の最高速度は260km/hですが、トンネル内では貨物車とのすれ違いの安全確保のため、140km/hに制限されています。

このため、北海道新幹線の高速化のためには、この点が大きな課題になっています。

札幌までの所要時間は

北海道の資料によると、札幌駅~東京駅間の所要時間は、現行7時間44分が5時間1分に短縮されるとしています。

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北海道資料

新幹線と航空機のシェアは、4時間が分岐点だとされているので、新幹線の魅了を高めていくためには、さらなる高速化が必要です。

高速化の取り組み

現在、国土交通省などで検討が進められおり

・ダイヤ調整をし新幹線と貨物車を並走させないで、トンネル内を200km/hまで速度を引き上げる

JR北海道が2018年に発表した「経営再生の見通し(案)」では

4時間半程度まで高速化を実現して利便性向上と魅了向上を図るとしています。

JR東日本では、最高速度400km/hの新型車両の開発を進めていて、

営業運転速度を現在の320km/hから360km/hに引き上げるのを目標にしている

まとめ

以上のことから、将来的に、東京駅~札幌駅間は直通運転すれば、所要時間が4時間強となるのではないかと思います。

北海道の人は、新幹線に乗る機会がほとんどないので、新幹線の良さがわかりません。

現在、東京へ仕事に行く時は、飛行機です。

新千歳~羽田間は飛行時間1時間半ですが、それ以外の時間がけっこうかかります。

午後2時から東京駅の近くで会議があるとすると、

・8時に家を出発→地下鉄+JRで空港へ→チェックイン+保安検査→待合室

→10時飛行機離陸→11時半羽田空港着→長いコンコースを通って出場口へ

→空港で昼食→モノレールで浜松町→JRで東京駅

新幹線だと

自宅から札幌駅までは、地下鉄で15分、新幹線に乗り込んだらすわってそのままで、4時間強で東京駅。

このようなことを考えると、新幹線に乗る人が増えるような気がします。

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